高卒でおすすめの仕事や業界を紹介していくとともに、最新の就職・転職状況についても紹介していきます。
これから仕事を探そうとしている人は参考にしてみてください。
高卒のリアルな就職・転職状況
高卒は仕事を見つけにくいと言われたりしますが、データで見ると高卒の就職率は非常に高く、求人数も多いという結果になっています。
就職率は高い
文部科学省が調査した、令和2年3月の高校を卒業する生徒の就職状況のまとめを見ると、卒業者数は男子・女子合わせて約104万人、その中で就職希望者は約18万2千人でした。
就職希望者数 | 就職数 | 就職率 | |
女子 | 70,833 | 69,095 | 97.5% |
男子 | 111,801 | 110,148 | 98.5% |
合計 | 182,634 | 179,243 | 98.1% |
※令和2年3月高等学校卒業者の就職状況
高校で就職を希望している18万2千人のうち、約17万9千人が就職できていて、就職率は約98%と非常に高い数値になっています。
就職先は豊富にある
じつは、高卒の求人数は増加しており、就職しやすい状況になってきています。
求人数 | 443,346 (426,119) |
求職者数 | 175,852 (179,973) |
求人倍率 | 2.52 (2.37) |
※令和元年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職状況」
厚生労働省が調査によると、令和2年3月に高校・中学を卒業する生徒についてのハローワーク求人の求人・求職状況は、求職者約17万6千人に対して求人数は約44万3千件となっています。
求人倍率は2.52倍で、就職先も豊富にあることがわかります。
前年度と比較すると、求職者数が減って求人数が増えているので、求人倍率も増加傾向にあり、就職しやすい状況になってきていると言えます。
初任給は大卒と比べて低い
厚生労働省の調査によると、令和元年の学歴別の初任給は下記の通りで、高卒で初任給約17万円と大卒に比べ4万円程低いことがわかります。
学歴 | 初任給 |
大学院修士課程終了 | 238,900円 |
大学卒 | 210,200円 |
高専・短大卒 | 183,900円 |
高校卒 | 167,400円 |
平均年収は大卒と比べて低い
厚生労働省の調査によると、令和元年度の学歴別の平均賃金(月給)は、大学・大学院卒で372.6千円、高卒で276.6千円となっており、約10万円程の開きがあります。
これを年収に換算すると、大卒で約450万円、高卒で約320万円と130万円以上の差があります。
学歴 | 月給 | 年収 |
大学・大学院卒 | 372,600円 | 4,471,200円 |
高専・短大卒 | 283,200円 | 3,398,400円 |
高校卒 | 267,600円 | 3,211,200円 |
※令和元年賃金構造基本統計調査(学歴別にみた賃金)
データの上でも、学歴による年収差ははっきりしていますね。
高卒が就職・転職を狙いやすい仕事の特徴
できるだけ採用されやすい会社に絞って応募したいと考えるのは当然ですよね。
高卒で就職や転職がしやすい仕事・求人の特徴について理解しておきましょう。
「高卒以上」や「学歴不問」の企業
求人の募集要項に「高卒以上」「学歴不問」と書かれている求人であれば、たとえ同期に大卒者がいてもそれほど不利になることがないです。
また、「未経験歓迎」と表記されている求人は、そこまで高いスキルや経験を求められない傾向があるので、ここにも注目しておきましょう。
実力主義で活躍できる
近年では、学歴よりも実力を重視している会社も多くなってきています。
たとえば、高いコミュニケーション能力が求められる営業職や、スキル重視の技術職などは実力主義の傾向が強いです。
常に学ぶ姿勢を持っておくと良いです。
年齢が若い人を積極的に採用している
年齢の「若さ」は十分な武器なります。
応募者達の経験やスキルがほぼ同等の場合、年齢で選ばれることはよくあります。
とくに、体力が必要な職種や高齢化が進んでいる業界では、若い人材が強く求められています。
若い人材を求める企業は、長期的に社員を育成していく風土が強い傾向にあるので、スキルアップの機会が多いのも魅力的です。
高卒が狙う採用されやすい業界7選
業界・業種は多種多様で求められる人材も変わってきます。
では高卒者が採用されやすい狙うべき業界はどこなのか、具体的に紹介します。
サービス業界
サービス業界は学歴があまり重視されないことが多いです。
その反面、高いコミュニケーション能力が必要です。なので、「人と接することが好きな人」や、「細かい気配りが得意な人」なら、活躍出来るはずです。
また、未経験者歓迎の企業も多いので、他業界からの転職先としても選択肢に入ります。学生時代にコンビニやファミレスの接客経験があれば、それを活かせますよ。
サービス業とひとくくりにしても、飲食や家電、生活雑貨など扱うものが千差万別なので、自分の興味関心に合わせて会社を選べるのも特徴です。
自分が詳しく知っているものであれば、商品の魅力を伝えやすく、成果を上げやすいし、仕事のやりがいも感じられるんじゃないですか。
IT業界
右肩上がりの業績のイメージがあるIT業界も、高卒者でも採用されやすいとされています。
なぜなら、IT業界は技術の発展が目まぐるしいので、人材の確保が課題となることが多いからです。
プログラミングを構築するプログラマーやデザイナーなど、学歴よりもスキルを重視する職業が多く、実力主義の風土が根付いているのが特徴です。
高卒でIT業界を目指すのであれば、もっとも求人数が多い「ITエンジニア系」の職種がおすすめです。
具体的な職種は、
- システムエンジニア
- プログラマー
- インフラエンジニア
- Webエンジニア
- フロントエンドエンジニア
などがあり、どれも学歴に関係なくスキルさえ身につけられれば活躍できます。
技術やスキルの流行り廃りが激しい業界なので、入社後も常に新しい知識を吸収していく姿勢が重要です。
そういうのが好きな人には特に向いています。
介護・福祉業界
少子高齢化の影響もあり、今後さらに需要が増えていくとみられています。
広く募集している一方で、就業後に健康や医療に関する知識や体力が求められます。
キャリアアップを目指すためにも、「介護福祉士」などの資格取得を目指していくのも良いでしょう。
介護・福祉業界で役立つ資格では、
- 介護職員初任者研修
- 介護職員事務者研修
- 介護福祉士
などは、学歴に関係なくても取得が可能です。
社会福祉をすることにやりがいや充実感を得られる人には向いていますが、そうでない人には辛い仕事であることは覚悟しておきましょう。
保険業界
保険も高卒者が就職・転職しやすい業界です。
未経験者だと、最初は生命保険や損害保険などの知識を身につけていく必要がありますが、全くの未経験であっても採用してくれる企業が多く存在します。
保険業界だと業務のほとんどが営業職で、学歴に関係なく実績をだしていけば大きく稼ぐことができるのも魅力的です。
ただし、全てではないですがノルマが厳しいという傾向があります。
そのため、下記に当てはまるタイプの人に向いています。
- プレッシャーに強い
- メンタルが強い
- コミュニケーション能力が高い
- 負けず嫌い
建設業界
スーツを着て働くようなデスクワークではなく、現場で仕事をするいわゆる「ガテン系」の仕事が中心の求人が多いです。
給料は、一般的な高卒の平均と比べると高い傾向があります。
未経験からだと、最初は力仕事がメインですが、将来的には現場監督やデスクワークを目指すことも可能です。
下記に当てはまるタイプの人に向いています。
- ものを作ることが好き
- 体力に自信がある
- 職人気質
運送・旅客業界
バスやトラックを運転し、モノやヒトを届ける仕事です。
次のような車両を運転します。
- バス
- トラック
- タクシー
高卒からの就職先としておすすめの理由は、ネット通販の需要が高まり、ドライバーの人手不足が深刻化しているため求人が多く、採用される確率が高いからです。
また、これまで普通免許取得後から3年経たないと運転できなかった中型トラックが、「準中型免許」が新設されたことで高卒(18歳)からでも運転できるようになりました。
公務員
安定性の高い公務員は高卒者の就職先としてすごい人気のある仕事です。
職務関連の地域手当や時間外手当はもちろん、住居や扶養手当など各種手当や福利厚生が非常に充実していて、休みもしっかり取れます。
将来に渡って安定した生活をおくれる安心感があります。
高卒から目指せる公務員の種類としては、
- 国家公務員一般職
- 税務職員
- 県警職員
- 地方初級公務員
などがあり、「高卒程度試験」を受けるのが一般的です。
高卒に人気がある職業4選
営業職
会社の商品を売ってなんぼの営業職は学歴よりも力量が評価されることが多いため、頑張れば頑張るほど稼げる仕事です。
営業といえば外に出で歩きまわっているイメージがありますが、「どんなターゲット」に「どのように売っていくか」をといった戦略を考えていく必要もあるので、じつはかなり頭を使う仕事なので注意です。
大変ですが、営業経験というのは必ず将来の役に立ちます。
販売職
高卒からでも応募可能な求人が多いのが販売・接客の仕事です。
ある程度のコミュニケーション能力があれば、特別な資格無しで大丈夫なところが多いです。
接客以外の業務内容としては会計、在庫管理、店舗内の清掃などがあります。
大手企業の販売職であれば、研修マニュアルなどがしっかりと作られているので、未経験からでもすぐに一定のレベルまで仕事ができるようになるはずです。
事務職
事務職は特別な資格が必要ない会社が多く人気の職種です。
未経験の場合は、これまでの職歴から事務職になってから活かせる経験をアピールしましょう。
資格は必要ないと言いましたが、事務職を目指すうえで取得していると評価が高い資格がいくつか存在します。
例えば、「簿記」は代表的な資格の1つで、経理に就きたいという人には非常に有効です。
ほかには、WordやExcel、PowerPointなどのマイクロソフトオフィスソフトが使えることを証明するMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)も広い業界で使える資格です。
英検やTOEIC、秘書検定なども評価が高い資格です。
技術職
ものづくり大国の日本の中心である技術職は、じつは大卒よりも高卒の方が喜ばれる傾向があるのを知っていますか?
メーカーの工場求人などでは、「高い向上心やチャレンジ精神を持っている人」や「人の意見をしっかりと聞き、自分の考えをしっかりと主張できる人」が求められることが多いです。
技術職は生産ラインを支えるメーカーの生命線でもあるので、上記のような人材が求められるんです。
ほかにも、例えば溶接工と呼ばれる溶接のプロになるには、大卒が持つ細かい知識よりも、正確に美しく溶接ができる腕前が重要です。
そのため、若く柔軟なころから鍛錬を積んで腕を磨き続ける時間の多い高卒が喜ばれるんです。
技術職には、溶接以外にも土木や建築、電気、情報、機械など様々なものがあります。
溶接と同じく、それぞれ若い頃から腕を磨いて行けば、数十年後には十分な年収を得ることが出来ますよ。
高卒の仕事選び5つの注意点
就職する目的をはっきりとさせる
何のため就職をするのか1度しっかりと考えておきましょう。
明確な目的もなくなんとなく探していると、ハズレの会社に入社してしまうかもしれませんよ。
高卒者が就職する理由として、
自立したい
経済的理由
という回答が5割以上という結果が出ていますが、こういう理由だけで就職先を選ぶと、会社の環境や風土があわず早期退職ということになりがちです。
働く目的を明確にできないと気持ちがぶれてしまい、そういうものは応募先の企業にも伝わるので注意です。
就職や転職を成功させるためにも、目的を明確にさせておきましょう。
知らない業界も検討する
自分が経験したことのない業界・業種に行くのはなんだか不安で怖いと応募するのを避けていたりしていませんか?
確かに働き慣れた業種で探したい気持ちはもちろん分かります。
でも、別の業種で探してみると、意外と「自分にあうかも!」という職場が見つかったりするものですよ。
社会経験が少ないのであれば知らない業界や職種があって当然です。
自分の思い込みだけで諦めてしまうのはもったいないですよ。
少しでも気になったら検討する
ちょっとでも条件にあった気になる求人が見つかった時は積極的に調べて応募していきましょう。
高卒OKの求人は割とありますが、それでも大卒に比べると業界や業種の選択肢が少ないのが現状です。
気になる求人情報を見つけたら前向きに検討し、チャンスを逃さないようにましょう。
できるだけたくさんの情報を集める
仕事を探すときはできるだけたくさんの情報を集めるようにしましょう。
希望する業界や職種について調べるのはもちろんですが、気になった企業の社風や将来性などについてもある程度知っておくといいですよ。
面接で役に立つし、自分に合っている会社なのかも判断できます。
調べ方は、会社の公式ホームページを見るのも良いですが、最近はLighthouse(ライトハウス)といった企業の口コミサイトや、TwitterなどのSNSでも評判を調べたり出来るので、ぜひチェックしてみてください。
条件を絞り過ぎない
仕事探しをするうえで、「こんな条件で働きたい」というのがありますよね。
色々な仕事があるので、何も条件がないと選ぶのが難しくなるので、自分が働きたいと思う仕事の条件を考えることがは大事です。
ただし、条件をたくさん付けすぎると、それを全部満たす仕事が無いなんてことになるので注意しましょう。
仕事を探すときは、これだけは絶対に譲れないという条件を3~4個に絞って探していくのがおすすめです。
そうすれば、条件に見合った求人が見つかるので、その中から選択していくと良いですよ。
一人暮らしするときのアパートの条件選びとかでも使えます。
効果的な仕事選び5つの方法
「自分に合う仕事ってなんだろう?」って考えてしまうことありますよね?
そんなときは、「自分がどんな状態なら満たされるのか」を考えてください。
このときの「状態」というのは、職種とか業務内容だけじゃなくて、楽なのが良いとか、稼ぎたいとかでもいいんです。
自分が興味があることはなにか
人と話すのが好き
機械をいじってみたい
こういう考えから仕事選びをしていくのもありです。
興味のあることや好きなことであれば、高いやる気を持ちながら作業ができたり、知識や技術をを吸収するのも嫌じゃなくなるので、将来的なスキルアップにもつながります。
ただし、注意しておきたいのは、憧れや好きだけで仕事を選ぶのは危険な面もあります。
すごく意気込んで入社してみたら、
「実際に仕事をしてみたら想像と違う・・・。」
なんていうことになる可能性もあります。
業界や職種について事前に調べたりしておきましょう。
自分が得意なことはなにか
自分には何が出来るか、得意なことはなにかというものを考えてみましょう。
自分が得意なことであれば、毎日でも苦にならずに取り組めるはずです。
得意なことといっても、「英語が得意だ。」みたいな高度なことじゃなくて大丈夫です。
たとえば、
人と話すのが得意
仲間をまとめるのが得意
など、日常で上手にできていることはないか探してみましょう。
もし得意な何といわれてどうしても思いつかない場合は、苦手なことを考えていくのが良いです。
苦手なことや絶対にやりたくないことを避けて仕事を選んでおけば、働き始めてから苦労する可能性も少なくなります。
どんな働き方がしたいのか
たとえば、「多少きつい仕事でも稼ぎたい」とか「自分のプライベートな時間を大切にしたい」とか人それぞれあるはずなので、自分はどういう働き方がしたいか考えてみましょう。
最近だと、プログラマーやデザイナーといった一部の職種に限られますが、リモートワーク(在宅勤務)などが可能な会社も増えてきています。
週休2日制で働きたいのかどうかも改めて考えてみてください。
どんな待遇・福利厚生を求めるか
「とにかく早く仕事が決まってほしい」という気持ちが強くなってしまうと、修飾した後に実現したい生活や働き方に考えがいかなくなってしまいがちです。
高卒で仕事選びをするときは、業務内容だけでなく待遇についてもある程度はこだわったほうが良いです。
福利厚生についてはあらかじめ確認しておきましょう。
健康保険や雇用保険などは当然あるべきものとして、そのほかでは、
- 在宅手当・家賃補助
- 交通費
- 食事補助
- 健康診断
- スポーツジムなどの施設利用補助
このあたりがあると嬉しい人もいますよね。
福利厚生がしっかりしているのは大企業だけという印象があるかもしれませんが、近頃は中小企業でも福利厚生に力を入れている企業はたくさんあります。
大企業だとを採用条件が「大卒以上」としているところも多いですが、中小企業は高卒でも積極的に採用しているところが多くあるのでチェックしておきましょう。
ただし、待遇・福利厚生について完璧な内容を求めすぎると、候補となる企業がかなり狭まるので、妥協できる点も考えておくと良いです。
どの程度稼ぎたいのか
選ぶ業界や職種によって稼げる金額が大きく異なります。
普通の生活ができれば、そこまで稼がなくても安定した収入があるほうが良いという人もいますよね。
しっかり稼ぎたいという目標があるのなら、難易度は高くなりますが国家資格が必要な職種であったり、成果によって報酬がもらえる職種を選ぶとよいでしょう。
どちらもメリットデメリットがあり、
- 国家資格は簡単に取得できるものではないので、目指す場合はしっかりと調べとおきましょう。
- 成果によって収入が変動する職種は、会社によっては実績を出しても想像していたより稼げない可能性もあるので注意です。
自分がどう働きたいか見極めたうえで決断していきましょう。
高卒の効率的な仕事探しの方法
求人情報誌で調べる
有名な求人情報誌だと、
- DOMO!
- TOWN WORK
- Job aidem
などがあり、コンビニや駅などさまざまな場所に無料で設置されています。
求人雑誌は地域ごとに内容が変わり、地元の企業求人が多いのが特徴です。
なので、地元で働きたいという人には、気になる求人に見つけられるかもしれません。
アルバイトとしての採用が多いので、正社員登用が目的の人にとってはあまり利用のメリットが薄いかもしれませんが、なかには、正社員求人や正社員登用制度のある求人があるのでチェックしておく価値はあります。
求人情報誌からの応募の場合、本人が電話で問い合わせて応募という流れが一般的ですので、応募の際には希望の面接日などをあらかじめ考えておきましょう。
求人情報サイトで調べる
興味のある業界や職種の求人を自身で見つけようとするなら、就職サイトや転職サイトを利用するのが一番王道な方法です。
高卒や第二新卒に特化した求人サイトもあるので、そこに登録してみるのも良いですね。
地域や職種など、細かな条件を指定して求人を検索できるので、紙の情報誌よりも効率的に探せます。
デメリットとしては、条件の良い求人だと、不特定多数の人が応募してくるのでライバルが多くなりがちになり、書類選考で落ちてしまう可能性が高くなってしまうところがあります。
資格や経験でアピールできると、高卒でも書類選考が通りやすくなるはずです。
ハローワークに登録し相談する
民間企業の就職支援サービスである「ハローワーク」を活用するのも1つの手です。
学歴や年齢、社会人経験に関係なく誰でも利用でき、高卒向けの求人も扱っているので気軽に仕事探しに活用していきましょう。
直接ハローワークに足を運ぶ前に、「ハローワークインターネットサービス」でWebサイトをチェックしておくと良いかもしれません。
参照元: ハローワークインターネットサービス
就職に関する無料相談やビジネスマナーなどのセミナーも行っているので、必要であればそれらも活用してきましょう。
ハローワークの利用は、以下のようなメリットがあります。
- 求人数が多い
- 地元の中小企業の求人が多い
- 就職支援制度が充実している
- 若者に向けた支援サービスがある
ただし、ハローワークにいる相談員は人によって対応してくれる範囲がバラバラで、親身に対応してくれる人もいれば、最低限の事務処理しかしてくれない人もいるので注意しておきましょう。
基本的には自分から動かなきゃダメだと思っておいた方がいいです。
就職・転職エージェントに登録する
就職・転職エージェントとは、希望する条件にあった求人を紹介してくれたり、就職に関するサポートをしてくれるサービスで、無料で利用できます。
利用の流れは、どのサービスも大体以下のようになっています。
- エージェントサービスに登録
- 直接あったり、電話で面談・カウンセリング
- エージェントが希望条件にあう求人を提案
- 企業に応募・書類選考
- 面接(企業によっては筆記試験など)での選考
- 内定・入社
注意点として、
高卒歓迎の求人が多いエージェントを使う
ようにしましょう。
大手企業の有名エージェントサービスだと、
- マイナビエージェント
- リクナビエージェント
- doda
などがありますが、これら総合的なエージェントは基本的に「職歴がある転職者」をターゲットにしたサービスなので、
- 高卒歓迎
- 未経験者歓迎
の求人をあまり扱っていない場合があるので、高卒・未経験者だと満足な支援を受けられず、時間を無駄にする可能性があります。
高卒に強い転職エージェントだと、下記がおすすめです。
- 第二新卒エージェントneo
- ジェイック
- 就職shop
どれも「社会人経験がない(少ない)未経験」や「フリーター」「第二新卒」に特化した就職・転職エージェントです。
求人数も豊富なので、良い求人を見つけられるはずです。
エージェントを利用する上でのアドバイスとして、エージェントの言われるままにするのではなく、紹介してもらった求人に納得いかない時があればはっきりと断るようにしましょう。
その方が結果的に良い企業をみつけることができますよ。
友人や知り合いから紹介を受ける
じつは、もっともスムーズに就職がしやすいのは知人からの紹介です。
応募者も企業側もあらかじめ知人から話を聞いているので、お互い安心して選考に進めるし、採用の確率も高い傾向があります。
ただし、知人からの紹介で就職や転職をすることにはデメリットもあります。
それは、入社し働き始めてから何かしらの理由で「やっぱり違う会社で働きたい」と考えても、知人との関係を考えると転職しにくいということです。
紹介された会社が必ず自分に合うとは限らないので、しっかりと見極めたほうが良いです。
最後に
冒頭で伝えたとおり、就職率は非常に高いのでそこまで不安にならなくても大丈夫ですよ。
ネガティブな思考になってしまうと、必要以上に自信を無くしてしまって就職や転職活動のモチベーションが下がってしまいます。
事前準備・対策を行っていけば間違いなく仕事は見つかりますので、気後れせず行動していきましょう。