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高卒が取得しておきたい資格|就職・キャリアアップで役立つもの

勉強している女性

高卒で就職や転職をするさい、学歴だけで評価されてしまうことがあります。

そこで、業界や業種に関連する実力・能力を証明するための資格を取得しておくと良い印象を与えることができます。

高卒におすすめの資格

資格を取得すると履歴書にも記入でき、自分のスキルや知識を証明できる材料になります。

他の応募者と差をつけられるだけでなく、将来のキャリアアップにもつながるので前向きに取得を検討してみましょう。

電気工事士

手に職をつけて仕事をするなら、電気工事に携わることができる電気工事士の資格をおすすめします。

電気工事士は、電気設備のメンテナンスや保守などに必要な資格で、メンテナンス会社や電気工事会社の就職・転職で役立ちます。

試験では、筆記と実技(技能)の両方が実施されるので、電気工事に関する知識だけではなく、工具の使い方の習得や練習が必要になります。

電気設備のメンテナンスの現場では、実際に手を動かすことが多いので、実技試験で学んだことが活かせます。

近頃は「AI(人工知能)」が人の仕事を奪うといわれている中で、細かく正確な作業が欠かせない現場では、まだまだ機械よりも資格と技術を持つ人の方が得意な分野です。

合格率は60%程度と高い方ですし、難易度は低く高卒でも十分に挑戦しやすいハードルとなっています。

TOEIC

検定寄りの性格が強いですが、定番のTOEICなら様々な場面で役立つはずです。

TOEICは英語の能力を証明するためのもので、グローバル化により海外とやり取りする機会が増えた現代ではとくに重要性が増しています。

企業の約7割が採用の参考にしているというデータもあるので、挑戦して損をすることはないでしょう。

最高点は990点で、このうち何点取れるかが重要なポイントとなります。

最高点の難度は言うまでもなく非常に高いですが、低い点数であればそれほど難しくはないです。

ただし、400点や500点くらいでは面接であまり評価されないので、少なくとも600点、可能であれば800点は欲しいです。

とくに英語を使う機械の多い外資系などの業界・業種だと800点が最低ラインの企業もあります。

700時間以上の勉強を要するので、時間の確保が課題にはなりますが、勉強した分だけ結果に繋がるものなので、頑張って勉強を継続させることが重要です。

医療事務

高卒でも医療業界で就職したり仕事で活躍したい人には、医師や看護師を陰ながら支える医療事務がおすすめです。

医療事務はカルテの管理や診療報酬書の作成、患者さんのサポートをする仕事で、学歴を問わず取得を目指して仕事に従事できるのが特徴です。

人材が不足している分野でもあるので、割と就職先が豊富に選べますし、面接を希望すれば喜ばれること間違いなしです。

合格率は約60%と良好で、合格に必要な勉強の時間は200時間くらいといわれています。

じつは資格がなくてもできる仕事ではありますが、面接における優位性は別なので、持っていないよりも受験で合格して取得しておいたほうが良いです。

仕事はやることが多く決して楽ではないですが、いないととても困る存在ですし、医療の現場で役立つことができるので安定した仕事とやりがいが得られます。

ITパスポート

IT関連の企業に就職するのであれば、経済産業省が国家試験を提供するITパスポートが狙い目です。

いわゆる情報処理技術者試験の1つで、レベル的には入門に位置する難易度ですが、ITパスポートを保有していると面接で採用されやすくなります。

未経験でも採用のチャンスはありますが、面接官の心証を考慮すると、最低限ITの知識を証明できるITパスポートは持っておきたいところです。

合格率は50%ほどとまずまずですし、上位の取得を目指せば大台の年収も夢ではなくなるでしょう。

奥深いITの世界のほんの入り口に過ぎませんが、就職や転職のチャンスが得られますし、働きながら技術を磨いて、上のレベルの資格である「基本情報技術者」を目指すこともキャリアップとしておすすめです。

建築士

難易度が高く受験のハードルが高めといえば、建築設計の建築士を挙げることができます。

建築士は一級と二級で難易度が異なりますが、二級でも普通高校卒だと受験に最低7年の実務経験が求められます。

まずここがハードルになりますし、合格率も約30%と低く難易度の高さがネックになります。

それでも、高卒から目指すことは不可能ではなく、将来的に年収1千万円以上の可能性が手に入ります。

面接で有利になるのはもちろん、上位の一級建築士のキャリアアップにも繋がるので、難しい以上に魅力的な資格です。

保育士

子供のお世話をして社会を支え人々に役立つ保育士は、少子高齢化時代においても必要不可欠です。

子供に抵抗感がないことが前提ですが、資格をもっていると就職しやすく、ほかの業種から転職できたりもします。

合格率は20%とやや低めですが、一度合格できれば長く働き続けられるので、かなり堅実な国家資格だといえるでしょう。

知名度、信頼性ともに優れていますし、ベビーシッターのようなアルバイトもできたりしますから、すでに本業がある人でも活用できます。

筆記と実技で知識と技術が問われるので、しっかりと身につけて試験に挑戦しましょう。

まとめ

高卒であっても受験できること、合格すれば仕事に役立ち社会を支えられる武器になるので、いずれも受験を検討してみる価値ありです。